喪主はご家族を代表してご葬儀の日程や内容を決め、会葬者に対応するご葬儀の責任者となります。

MEMO
病院・施設から火葬場へ直行し、火葬はできません法律により、火葬を行えるのは死後24時間経過後になります。

臨終~お通夜・告別式までの流れはこちら→

はじめての喪主をしっかりと務められるか不安・・・
はじめての参列でマナーが分からない・・・

 はじめての喪主・葬儀参列で何をすればいいか分からず悩んでしまうのは当然のことです。はじめて葬儀を執り行う立場になった時に知っておきたいこと、はじめての喪主でも分かりやすく説明いたします。

1. 誰が喪主になるか

 喪主(もしゅ)とは、ご遺族の代表であり、葬儀社との打合せ・参列者や僧侶への応対など、ご葬儀の責任者となります。

誰が喪主になるか?

 明確な決まりはありません。喪主を務める人に「法的な順番・性別・年齢制限」はなく、一般的には故人の配偶者(夫または妻)が喪主を務めます。

MEMO

配偶者(夫または妻) ⇒ ②長男 ⇒ ③次男 ⇒ ④それ以降の直系男子 ⇒ ⑤長女
次女 ⇒ ⑦それ以降の直系女子 ⇒ ⑧故人の両親 ⇒ ⑨故人の兄弟姉妹…

  • 喪主が高齢のときは名前だけ喪主として、実際の葬儀の窓口は長男・長女などが行うケースも多くみられます。

 喪主と施主って違うの?

施主(せしゅ)とは、葬儀費用を負担・運営する人で、喪主のサポート役です。昔は夫が死亡した場合、家を継ぐ長男が喪主を務め、配偶者(妻)が施主というパターンが多く見られました。
現在では喪主と施主を分けず「喪主=施主」と両方を兼任することが一般的です。

2. 葬儀社との打ち合わせ

 葬儀の打ち合わせでは、葬儀プランや費用を決めたりします。他にも葬儀を行う場所や日時、式場内の料理などについても話し合います。おおまかなご希望だけでも整理しておくと、葬儀社との打ち合わせがスムーズに進みます。

「家族と近親者のみのお葬式で、家族は〇人、親戚は〇人、友人が数人来てくれそうです。お坊さんは○○寺さんで、宗派は○○宗です。式場は、近くを希望します。」

このように、希望式場やプラン、どんなお葬式にしたいか、簡単に希望をお知らせください。

 打ち合わせに必要なもの

 葬儀の打ち合わせの際に、死亡診断書の記入や提出の際に印鑑が必要になりますので用意しておきましょう。役所に出す書類になるので、シャチハタなどではなく、朱肉を使って捺印するタイプの印鑑を使います。

3. 菩提寺がある方は寺院へご連絡

 故人さまがご逝去されたことを寺院にお知らせします。菩提寺へのご連絡は、以下の例文をご参考にお伝えください。

お世話になっております。○○の息子○○です。先ほど、父○○が亡くなりました。つきましては、ご住職様に葬儀のお勤めをお願いしたくご連絡いたしました。先ほど、葬儀社との打合せを済ませまして、日程はお通夜◯月◯日18時から、告別式は翌日11時からとなりましたが、ご住職様のご都合はいかがでしょう

  直葬(火葬のみ)や1日葬(告別式のみ)をご希望の場合は、菩提寺の了承を得る必要があります。最近は、直葬・1日葬も増えていますので、ご理解いただけるはずです。しかし、どうしてもご理解いただけない場合は、通常のお葬式を行う必要があります。

 注意

菩提寺が遠方(他府県)の場合でも、後々のトラブルを避けるため、必ず連絡することをおすすめします。

 お葬式への読経とともに戒名もお願いしましょう。菩提寺が遠方にあり、他寺院の僧侶がお葬式の読経を行うときでも、戒名は菩提寺の僧侶に依頼するのがマナーです。

MEMO

【戒名をお願いする際は以下のことを伝えましょう】

  • 故人様の氏名
  • 生年月日
  • 死亡日時
  • 享年
  • 連絡した人の氏名と連絡先

 故人の人柄や職業、達成してきた業績などを伝えると、ふさわしい戒名を授けてくださいます。葬儀のお布施についてですが、一般的に、お布施はお気持ちでという言葉を耳にしますが、寺院によりお布施は異なります。「不慣れなことなのであらかじめ失礼のないように、お伺いしてもよろしいでしょうか」と、お布施をご確認してみるのも良いでしょう。

他にも、送迎のご確認お食事の有無のご確認をしておきましょう。式場迄の送迎を希望する寺院もありますので予め寺院に確認しておきましょう。送迎ができない場合は、葬儀社にハイヤーまたはタクシーの手配をお願いする方法もあります。
そして、通夜・告別式でお食事をする際、寺院にも同席いただけるかご確認しましょう。同席しない場合は、折詰または御膳料をご用意すると丁寧です。

4. 親族・会社へご連絡

 故人様がご逝去されたことをご親族さま、会社にお知らせします。訃報をお知らせする際にお伝えする項目、例文をご紹介します。

MEMO

【訃報のお知らせは以下の項目をお伝えしましょう】

  • 故人の名前
  • 没日時
  • 喪主の名前
  • 通夜や葬儀の日程、場所、各所アクセスと連絡先
  • 葬儀の形態(家族葬など参列に制限があるときに記載)
  • 葬儀の宗派
  • 香典、供花、供物について(辞退したいときに記載)

【親族へ訃報を伝える際の例文】

 〇〇の長男の○○です。以前より入院していた父の○○が、〇月〇日の早朝に息を引き取りました。生前は大変お世話になりました。
葬儀の日程ですが、〇〇斎場で、お通夜は〇月〇日〇時から、告別式は○月〇日〇時から、〇〇式(宗教形式)で執り行う予定です。
ご会葬いただけますでしょうか?(人数確認)
ありがとうございます。何かあれば私の携帯にご連絡ください。連絡先は○○○-○○○○-○○○○です。

【会社へ訃報を伝える際の例文】

 〇〇部△△課の□□□です。実は今朝、私の父が亡くなりましたのでご連絡させていただきました。私が喪主を務めますので、〇月〇日から〇日間の間、お休みをいただきたいのですがよろしいでしょうか。通夜や告別式の日時につきましては、決まり次第メールにてご連絡いたします。お忙しいところ、何かとご面倒をおかけしますがよろしくお願い申し上げます。

【家族葬で会社へ訃報を伝える際の例文】

〇〇の長男の○○です。以前より入院していた父の○○が、〇月〇日の早朝に息を引き取りました。生前は大変お世話になりました。
葬儀の日程ですが、〇〇斎場で、お通夜は〇月〇日〇時から、告別式は○月〇日〇時から、〇〇式(宗教形式)で執り行う予定です。
ご会葬いただけますでしょうか?(人数確認)
ありがとうございます。何かあれば私の携帯にご連絡ください。連絡先は○○○-○○○○-○○○○です。

 家族葬の場合、厚志(弔電、供花、香典など)や弔問を辞退することが多い傾向です。
辞退の意向であれば、会社側が対応に迷うことのないよう配慮し、その旨をはっきりと伝えるようにしましょう。

 注意

弔問を辞退する場合、葬儀の会場や日時などの情報は社内に公開しないよう依頼します。事務手続き上必要となる情報以外にはそもそも伝える必要がありません。

 訃報のご連絡が済んでおおよその人数が確定したら葬儀社へすみやかに知らせてください。供花の申し出があった際も葬儀社へ連絡します。

MEMO
【訃報のお知らせが終わったら確認すること】
・ご参列人数のご確認
・供花の申し出のご確認
・供花の札名のご確認
「個人名」「連名」または「兄弟一同」「孫一同」などと共同で送る場合もあります。
・供花の並べ方
喪主⇒親近者・親族⇒友人・知人⇒関係者という順で関係の深い順に並べます。

5. 遺影写真の決定

 遺影写真は、故人を偲ぶものとしていつまでも残るものです。“故人様のイメージ(雰囲気)が出ているお写真” “ご家族が良いと思われるお写真” を選ばれることで素敵な遺影写真になります。判断に迷われた場合は、数枚ご用意ください。

 注意

  • お顔がはっきり写っている(ピントが合っている
  • お一人または集合写真でも可能です
  • できるだけ写真表面に凹凸のないもの

MEMO
・「写真原板」「デジタルデータ」どちらからでも作成可能です。

スマートフォンで撮影した写真をLINEで送信しますと画質が下がりますのでご注意ください。

・最低限、運転免許証・証明写真くらいの大きさでお顔が映っている。

画像が小さい場合、引き伸ばす工程(原板の20~40倍)で画像が粗くなります

・写真額は5色ブラックシルバーホワイトピンクパープルよりあ選びいただけます。お願いは以下のことを伝えましょう

6. 喪主の挨拶

お葬式の中で、喪主様が挨拶を行うタイミングは、基本的に合計4回あります。

  • 通夜式終了の際
  • 通夜振る舞い
  • 告別式終了、出棺の際
  • 精進落とし

 緊張される方も多いのですが、気持ちを込めてシンプルなものでも問題ありません。また、一般参列者がいない家族葬や直葬(火葬式)の場合は、喪主様の挨拶を省略する場合もあります。

喪主の挨拶は、ほとんどの方が未経験です。当日までに挨拶の内容を紙に書く方、涙があふれ言葉に詰まる方も多くいらっしゃいます。

家族での思い出」や「普段、照れて言えなかった感謝の気持ち」など、難しく堅苦しく考えずに、“自分なりの言葉”で素直に故人と会葬者への感謝の気持ちを述べることが最も大切です。ただ、不幸を繰り返さない意味で、「重ね言葉」は避けた方が良いとされていますので注意しましょう。

 注意

重ねて、重ね重ね、重々、いよいよ、ますます、再び、再度、続いて、引き続き、次々、くり返す、返す返す……

【通夜式終了の挨拶 例文】

 長男の○○と申します。親族を代表いたしまして、皆様に一言ご挨拶を申しあげます。本日は、ご多用のところ(またお足もとの悪い中)、亡き父○○の通夜にご弔問くださり誠にありがとうございます。故人が生前たまわりましたご厚誼(こうぎ)と、ご厚情(こうじょう)に心より感謝申し上げます。
親しくお付き合いいただいた皆様においでいただきまして、父も喜んでいる事と思います。本日は、誠にありがとうございました。

【通夜式振る舞いの挨拶 例文】

 本日はありがとうございました。お陰様で、滞りなく通夜を終えることができました。お話は尽きませんが、遠方よりお越しの方もいらっしゃると思いますので、このあたりでお開きにさせて頂きたいと思います。
なお、明日の告別式は○○時からとなっております。お時間がございましたら、お見送りに来て頂ければと思います。本日は、遅くまで本当にありがとうございました。

【告別式終了、出棺の挨拶 例文】

 長男の○○と申します。親族を代表しまして皆様に一言ご挨拶を申し上げます。本日は、ご多用中にもかかわらず、ご会葬・ご焼香を賜りありがとうございました。
おかげをもちまして昨日の通夜、本日の葬儀・告別式を滞りなく執り行うことができました。最後までお見送り頂きまして父も喜んでいる事と思います。

 故人のエピソード例に続く↓↓

 父は、口数が少なく真面目で仕事一筋でした。家族を支え働き者だった父は、定年を機に山歩きにチャレンジ。目を輝かせながら語ってくれた谷川岳の景色。4年前に私や孫たちを尾瀬に連れて行き、自然の魅力に親しませてくれました。   
 しかし、その直後に闘病生活が始まったため、思うように山歩きもできなくなり、どんなに残念だったかと思います。我慢強い父は、入院中に愚痴をこぼすことは一度もありませんでした。
 父は、真面目にコツコツと力強く人生を生き抜きました。私たちも父のように強く生きて行こうと思います。

 

 なお、生前寄せられました皆様のご厚情(こうじょう)に対し、心より御礼申し上げます。残されました私ども家族に対しまして、今後とも、亡き父同様、ご指導ご厚誼(こうぎ)を賜りますようお願い申し上げます。
簡単ではございますが、遺族を代表しましてお礼の挨拶とさせていただきます。本日は、誠にありがとうございました。

MEMO
当日、もし、胸がいっぱいになってしまい言葉に詰まった場合、無理に話す必要はありません。ゆっくり深呼吸をして、深々と一礼をするそれだけで気持ちは伝わります。

【精進落としの挨拶 例文】

 昨日から今日まで、長時間に渡りありがとうございました。皆様のお力添えをいただき、滞りなく葬儀を終えることができました。家族を代表しましてお礼申し上げます。
皆様、さぞお疲れのことと思います。誠にささやかではございますが、皆様への感謝と慰労を兼ねまして席をご用意いたしました。故人の思い出などをお聞かせいただきながら、ごゆっくりとお召し上がりいただきたいと存じます。本日はありがとうございました。

7. 葬儀後のこと

 葬儀が終わってからも、喪主・遺族の方々には、しなければならないことがいくつかあります。その中でも特に、時間の関係ですぐに済ませなくてはならない手続きなどがあります。死亡に伴う手続きは多いので、申請期間の短いものから優先的に処理しましょう。

「家族と近親者のみのお葬式で、家族は〇人、親戚は〇人、友人が数人来てくれそうです。お坊さんは○○寺さんで、宗派は○○宗です。式場は、近くを希望します。」

このように、希望式場やプラン、どんなお葬式にしたいか、簡単に希望をお知らせください。

1. 近所 (手伝い)、弔辞者へのお礼

 葬儀の際に受付や会計のお手伝いをしてくれた方へお礼をしましょう。菓子折りなどを持って各戸を回るのが一般的ですが、地域によっては風習や習慣があるので一度自治会長等に聞いてみると良いでしょう。弔辞を述べてくれた人には、直接お礼をしましょう。その際、現金ではなく菓子折りなどの品物がふさわしいとされています。

2. 香典・供物・供花の整理

 香典帳と香典を確認して金額など間違いがないかチェックしておきましょう。当日返しの他にたくさん香典をいただいた方には、後返し(香典返し)を送ります。お供え物や供花を出してくださった方にもきちんとお礼をしましょう。

MEMO
後返し(香典返し)は、四十九日法要後に到着するように挨拶状を添えて発送します。四十九日法要の日取りが決まったら、速やかに返礼品を注文しておきましょう。

3. 四十九日法要の手配

 葬儀後2週間ほどしたら、四十九日法要の手配をすすめます。

  • お寺様と日時の打ち合わせ
  • 会食場所の予約
  • 親族に四十九日法要のご案内
  • 出欠確認をして、当日の香典返しの手配

四十九日に納骨も行う際は、法要の前日までにお墓の掃除を済ませておきます。また、供物やお花、お線香も揃えておきましょう。

4. 申請期間が短い手続き

 役所で行う手続きや、生命保険などの給付手続き、公共料金やクレジットカードなどの契約の引き継ぎまたは解約手続き、名義の変更など…何を優先してやるべきかを整理しておきます。特に申請期間が死後14日以内など短いものも多いので、忘れずに確認しておくようにしましょう。

5. 葬祭費・埋葬日の申請

 国民健康保険または後期高齢者医療制度の加入者が亡くなられた場合、葬儀を行った方に10,000~70,000円が支給されます。詳しくはこちら↓↓

6. 各種名義変更・解約・退会など

 各種名義変更や解約・退会するものは四十九日までにすすめていきます。多岐にわたり項目はありますので、忘れないようにリストにするのも良いでしょう。
・電気やガス、水道
・預貯金
・携帯電話、インターネット
・固定電話
・運転免許証
・パスポート
・クレジットカード
・NHK
・新聞
・ペットのことなど

7. 相続関係の確認

 財産を把握し、相続人と相談のうえで相続を行います。マイナスの財産について相続放棄をしたい場合は、相続権があると知ってから3ヶ月以内に手続が必要になりますので注意しましょう。また、相続税が発生する場合には、10ヶ月以内に申告します。

8. まとめ

 葬儀が終わっても、喪主さまにとってお手続きやお手配などやる事が多く、目まぐるしい日々が続きます。特に仕事をしている方は、平日に行わなければならない役所手続きは大きな負担になってしまいます。相続や手続き関係については、司法書士・行政書士などプロの手を借りることをおすすめします。メモリアルプランナーみはしでは、葬儀後のお手続き相続専門の司法書士への無料相談をご案内しております。さらに、遺品の整理もお手伝いいたしますのでお気軽にお問い合わせください。

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