臨海斎場で供花を手配する際の注意点【マナー・相場・申込方法まで解説】
「臨海斎場で葬儀を行うと聞いて、供花を贈りたいけれど、どうすればいいの?」「どこで注文してもいいの?ルールはある?」
供花は、故人への敬意と遺族への思いやりを表す大切な供物ですが、葬儀会場によっては独自のルールや注意点があるため、慎重に手配する必要があります。
本記事では、臨海斎場で供花を手配する際の流れ・マナー・価格相場・注意すべきポイントをわかりやすく解説します。
1. 供花とは?贈る目的と意味
- 故人への哀悼・供養の気持ちを花で表現
- 遺族への慰めと、葬儀の場を彩る意味合いも
2. 臨海斎場で供花を贈る場合の基本ルール
- 基本的に葬儀を担当する葬儀社を通して申し込み
- 外部からの持ち込みは制限されることが多い
- 斎場の式場ごとにスペースの制限があるため、注文受付の締切も早め
3. 供花の相場と種類(2025年現在)
タイプ | 本数 | 価格帯 | 特徴 |
---|---|---|---|
スタンド花 | 一対(2基) | ¥22,000〜¥33,000 | 見栄えがあり、一般的な形式 |
スタンド花 | 一基 | ¥11,000〜¥16,500 | 単独でも可。企業や個人に多い |
アレンジ花 | 卓上タイプ | ¥5,500〜¥11,000 | スペースが限られる場合に適す |
4. 申込方法と手配の流れ(一般参列者・親族向け)
🔹 一般参列者の場合:
- 訃報で「供花受付あり」と記載があるか確認
- 指定された葬儀社または申込フォームから注文
- 名札の表記内容を間違えないよう確認(会社名・役職など)
- クレジットまたは銀行振込で支払い
- 当日は自動的に会場に飾られる(持参不要)
🔹 遺族・喪主側の場合:
- 整理のため供花の受付窓口を一括設定するのが基本
- どの業者を使うか事前に決めて案内に記載
5. 注意点・トラブル防止ポイント
注意点 | 解説 |
---|---|
締切に間に合わない | 式の前日午前〜午後が最終受付のことも |
名札ミス | 誰からの供花か不明になり、後日混乱 |
会場のスペース超過 | 一部の供花が飾れない可能性も |
外部業者からの持ち込み | 原則NG(式場と調整が必要) |
6. よくある質問(FAQ)
- Q:自分で花屋に頼んでもいいですか?
A:臨海斎場では、原則として式場で指定された葬儀社経由のみ可能です。 - Q:どんな花が選ばれやすい?
A:白を基調にしたユリ・菊・カーネーションなどが一般的です。 - Q:スタンド花とアレンジ花のどちらが良い?
A:会場の広さと予算に応じて選ぶとよいです。スタンド花が一般的。
まとめ
供花は「早めの手配」と「正確な申込」が安心の鍵
臨海斎場では、多くの方が供花を贈られますが、スペース・申込方法・締切には明確なルールがあります。
せっかくの気持ちを確実に届けるためにも、早めの確認と正確な申込を心がけましょう。
知らないと損する!葬儀手配で実際に起きた辛い体験談と改善策
葬儀は突然のことが多く、冷静に判断するのが難しい状況にあります。しかし、そんな中で不透明な契約や不必要なオプションを押し付けられることで、後々後悔するケースも少なくありません。今回は、実際にあったお客様の体験談を通じて、注意すべきポイントと改善策をご紹介します。
お客様の体験談:斎場を選んだはずが…
東京都内に住むAさんは、突然のご家族の訃報に接し、急いで葬儀の準備を進める必要がありました。故人が町屋斎場を希望していたため、直接斎場に連絡をしたところ、そこで斎場を運営する会社が紹介する葬儀社を勧められました。
斎場の予約がすぐに埋まるとの説明を受けたAさんは焦り、紹介された葬儀社にそのまま手配を依頼することに。ところが、実際の打ち合わせでは、「このオプションを付けないと良い葬儀になりません」「他の方もこうしています」と次々に高額な追加オプションを勧められ、最終的な費用は当初の見積もりより大幅に増加してしまいました。
葬儀を無事終えた後、冷静になって他の葬儀社と料金を比較してみたAさんは驚きました。他社で同じ内容の葬儀を行えば、数十万円も安く済んでいたことがわかったのです。「急いでいたから言いなりになってしまった」「他社とも比較しておけばよかった」と後悔の念が募りました。
なぜこのようなトラブルが起きるのか?
- 斎場と葬儀社が一体化している
特定の斎場を利用するには、運営会社が指定する葬儀社を使わざるを得ないと誤解されるケースが多い。 - 時間的余裕がない
急いで手配するため、冷静に他社と比較する時間が取れず、その場で提案されたプランに納得してしまう。 - 料金が不透明
「基本プラン」の説明だけでなく、後から追加されるオプションの価格が高額になるケースが多い。
こんなトラブルを防ぐための改善策
- 複数の葬儀社を比較する 葬儀の依頼先は、一社に限定する必要はありません。斎場を利用する場合でも、外部の葬儀社を利用できることを確認しましょう。見積もりを複数取得し、内容や費用をしっかり比較することが大切です。
- 事前相談を活用する 時間に余裕がある場合は、事前相談を行いましょう。どのようなプランがあるのか、費用感を把握するだけでも安心感が増します。事前に葬儀の希望を明確にしておくと、急な手配の際も冷静に対応できます。
- 見積もりの詳細を確認する 基本料金とオプション料金を明確に分けて記載してもらい、納得できない場合は遠慮せずに質問する姿勢が重要です。また、「本当に必要か」を自分たちで冷静に判断することもポイントです。
- 斎場の利用条件を事前に確認する 特定の葬儀社以外も斎場を利用できる場合があるため、斎場の運営会社や管理者に直接確認しましょう。また、直接的な圧力を感じた場合は、第三者機関に相談することも検討しましょう。
- 葬儀後に口コミを共有する 自身の体験をインターネット上のレビューや口コミサイトに投稿することで、同じような状況にある人がトラブルを回避するための参考になります。
まとめ|荒川区で家族葬を考えるなら町屋斎場は有力な選択肢
火葬場との距離 | 施設内で完結、移動なし |
式場の規模 | 少人数向け式場あり、家族葬にちょうどよい |
アクセス | 地下鉄・都電・京成線すべて利用可 |
費用感 | 公営に近い料金設定で、コストパフォーマンスが高い |
対応葬儀社の豊富さ | 荒川区内の多数の葬儀社が対応可能 |
「質素だけど、温かく、家族らしい葬儀をしたい」
そんな方にこそ、町屋斎場はぴったりの場所だと思います。
次回は「町屋斎場での家族葬を実際に行った費用と流れ」について詳しくご紹介します。
疎遠だった母の葬儀で起きた予想外のトラブル――高額請求から地元葬儀社への転換で見つけた安心感
母の訃報は突然だった。長年疎遠だった母親が亡くなったと聞き、何とも言えない感情がこみ上げたものの、現実的な問題が私を待ち受けていた。葬儀をどうするかだ。
正直なところ、私は葬儀の知識がほとんどなかった。テレビCMでよく見かける「小さなお葬式」というサービスを思い出し、急いで電話をかけた。担当者は「R葬儀社」という業者を紹介してくれ、私は司法解剖の場所から町屋斎場への搬送と葬儀予約をお願いした。
不安の始まり
ところが、話を進めるうちに不安が募り始めた。無宗教の葬儀を希望していた私に対し、担当者は「できますよ」と言うだけで、どんなスタイルがあるのか、どのように進めるべきかといった具体的なアドバイスが一切なかった。私が不安を感じている様子にも特に耳を傾けてくれるわけではなく、相談というよりも事務的に流されている感覚だった。
その業者について調べようとホームページを確認しても、会社の情報が曖昧で具体性がない。私の不安はさらに膨らんだ。
地元の葬儀社に相談
そんな中、町屋斎場で葬儀を行うこと自体は決まっていたので、「地元の葬儀社に相談してみよう」と思い立ち、親戚から聞いていた「みはし」という葬儀社に電話をかけた。すると、驚くほど親身になって話を聞いてくれた。
「無宗教でも、ご家族の気持ちを尊重した形で進められますよ」 「安心してください、最適なプランを一緒に考えます」
そういった温かい言葉に、不安は一気に消え去った。「ここなら信頼できる」と確信し、R葬儀社には断りを入れることを決めた。
高額請求の衝撃
ところが、その後、R葬儀社から28万円もの請求書が届いた。内容は「搬送費用」とのこと。しかし、行政に確認したところ、司法解剖後の遺体搬送費は町屋斎場まで無料で手配されていたことが判明。私はこれを「不当請求」だと感じ、すぐにR葬儀社に問い合わせた。
「28万円は何の費用ですか?」と尋ねても、曖昧な回答ばかりで明確な説明は得られなかった。
対応の結果
私は消費生活センターに相談し、この請求の正当性を確認してもらった。その結果、「不当な請求である可能性が高い」という判断が下され、最終的に支払いは不要であることが分かった。請求を拒否する旨を正式に伝えると、それ以上の連絡は来なくなった。
みはしさんの温かいサポート
最終的に、「みはし」さんにお願いした葬儀は本当に素晴らしかった。無宗教の希望に沿いながらも、母への感謝を込めたシンプルで心温まるセレモニーを行うことができた。町屋斎場での進行もスムーズで、何より「母をしっかり見送ることができた」と心から感じられた。
教訓
この経験を通じて学んだのは、葬儀社選びは慎重に行うべきだということ。そして、困ったときは地元の信頼できる業者に相談することが大切だということだ。親身に対応してくれるところを選べば、不安な気持ちも安心に変わる。
「みはし」さんに巡り会えたことに感謝し、これから同じような状況に直面する方々には、ぜひ地元で評判の良い葬儀社に相談することをおすすめしたい。